今回はクレジットカードを申請するにあたって、どのようなカードを申し込めばよいか?という話です。
実は先日友人からこのような質問を受けました。
それと同時に、年会費の高いカードを持つのはメリットがあるの?という質問も受けました。
もちろんその場ですぐに答えられる話でも無かったのですが、今回に限った質問でも無かったので、自分なりの考えを書きたいと思います。
クレジットカード検討中の方に参考になればと思います。
まずクレジットカード取得検討の時に必ず話に出るのが「年会費」です。
年会費の元は取れる?とか年会費の価値はあるの?という話ですね。
自分がこの質問をされたら、そんなこと知らね~と答えます。
その辺は、個々のライフスタイルにも影響される事ですし、決済金額にもよります。
最終的な結論を出すときには重要になってきますが、最初から考える事ではないと思っています。
では、何から考えていくかというと。
生活の中で集中的にお金を使うお店がある場合。
例えば、ネット通販は楽天市場を使うとかアマゾンを使うという方や、買い物はイオンを必ず使うよといった感じですね。
その方にお勧めなのは、その店が発行している提携カードです。
・楽天市場を使う ⇒ 楽天カード
・アマゾンを使う ⇒ アマゾンカード
・イオンを使う ⇒ イオンカード
・JRの電車やJRの駅ビルで買い物をする ⇒ ビューカード
・JAL、ANAを使う ⇒ それぞれの航空会社カード
といった感じですね。
提携カードは、その場所での決済時にポイントが大きく付いて絶大な威力を発揮しますし、特典が付帯されたりもします。
そのかわり他のところでの決済には、あまり効果が発揮されません。
色々な店で決済をする方の場合。
このパターンの場合は、金融系の会社が発行している非提携カードや、JCB、アメックス、ダイナースのプロパーカードがお勧めです。
まず、金融系の非提携カードとしては、セゾンの非提携カードやオリコのザポイントカードなどがそうですね。
非提携カードはある店舗に特化した強力な特典やポイント付与はありませんが、色々な場所でのポイント付与や特典が付帯されたりします。
上記に挙げたセゾンは、以前西武系列だったこともあり西武系列の特典があったり、ネット通販ではモールがあり楽天やAmazonをはじめとした色々な場所で大きなポイントアップがされます。
アメックスが決済ブランドのカードですと、一部アメックスの特典も付帯されます。
オリコは、セゾン同様モールが用意されており、様々な店舗のネット通販で大きなポイントアップを得ることが可能です。
エポスカードも丸井発行のカードですが、その他の多くの店舗の割引特典などもありますし、モールも用意されており広く利用出来るカードですね。
ネット通販で色々な場所を利用される場合は、この辺のコンセプトのカードを候補に入れてみるのも良いと思います。
次にJCB、アメックス、ダイナースのプロパーカードですが、この辺は決済店舗というよりライフスタイルが合うかの話になります。
この3つのプロパーカードは特にT&Eカードとも言われており、特典の付帯範囲が他のカードを大きく凌駕します。
まずJCBに関していえば、国内旅行を重点に楽しみたい方にお勧めしたいカードです。
特に国内のホテルや旅館、ダイニング特典にも強みを発揮し、ディズニーランドのオフィシャルスポンサーなので、ディズニーに関する特典も付帯しているカードも多いです。
また、海外に関してはハワイでの特典が多い事、世界各国の主要観光地に設置されているJCBプラザで特典の案内や非常時のサポートを受ける事も可能です。
タイで言いますと、バンコクにJCBプラザがあり、JCBカードで決済すると割引特典を得られる店もかなり多いです。
この辺は、JCBプラザで案内を受ける事が出来ます。
アメックスは海外旅行における特典がとにかく強いです。
プラチナカードになりますと、海外ホテルに関してはFHRや大手ホテルチェーンの上級会員まで付帯します。
海外によく行かれる方なら、このカードの取得も候補に入れる価値は大いにあると思います。
ダイナースは、その名の通りダイニングサービスに強みがあるカード。
他のカードにも招待日和などのダイニングサービスはありますが、サービス対象となる店舗の質が良いとの事です。
また、JCB同様ハワイに関する特典は結構強力との事です。
決済傾向やライフスタイルによってのお勧めカードは、かなりざっくりですが以上のように考えています。
実際に提案する時は、さらに細分化してお話はしますけどね・・・。
そして、最初に話した懸念点である年会費問題ですが・・・。
自分のライフスタイルや決済傾向に合うカードであれば、ほぼ間違いなく元は取れると思います。
もし取れなければ、そのカードが自分に合っていないと思った方が良いと思います。
カードの年会費は、そのカードに付帯する特典を存分に使わなければ元は取れませんからね・・・。
あと、多くの会社に発行されているカードにはランクがあります。
一般カード、ゴールドカード、プラチナカード、ブラックカードというやつです。
特に若い方に関しては、自分が将来どういうライフスタイルを目指したいのかを考えた上で取得カードを決めてほしいです。
そのカードの一般カードを取得して自分のライフステージに合わせて、クレジットヒストリーを磨きながらカードのランクを上げていくというのが理想です。
例えば、アメックスで言いますと、今はかなり広い層にプラチナカードの審査が通るような感じにはなっていますが、いきなりプラチナを持っても使いこなせる人は少ないと思います。
年に何度も海外に行き、FHRやヒルトンやマリオット系列のホテルに泊まれるくらいの財力が無ければ特典を活用できません。
ダイナースカードも特典が受けられるレストランは大体一人1万円は最低線のレベル。
そこに何度も足を運べる財力があって、はじめて特典が活きてきます。
カード会社は、決済金額からその人の財力についておおよその見当がつく筈なので、さらに上級カードに適した状況になったらカード会社からインビテーションなどが送られてくると思います。
その時には胸を張って、その招待を受けましょう。
一方でそれなりの財力を持っている方なら、積極的に上位カードを取得しても良いと思います。
特にプロパーカードの上位カードは、これまで体験して来なかったような体験が出来たり、今まで経験した事のない世界が覗けたりするチャンスをくれる側面もあります。
実際に私もプラチナカードを取得して、海外旅行のスタイルが変わったりやお金の使い方(散財するのではなく・・・)など、多くの事を学びました。
これからカード取得を再考もしくは新しく検討したい方は、軸となる自分の将来像のスタイルに合ったプロパーカードと提携カードを合わせて所持して頂くのが良いと思います。
プロパーカードは長期間で自分と共に成長してくカードとして、その時々の決済スタイルに合ったプロパー以外のカードを所持するという形です。
プロパーカードは旅行時の補償の面がかなり充実しているので、いざという時の御守の意味も込めてです。
そしてプロパーカードはVISAやMasterCardと比べて加盟店が少ないため、メインとなるプロパーカードのサブとして持つ意味もあります。
文章が前後ぐちゃぐちゃな所もありますが、カード取得の表面的な説明はこんな感じになります。
実際には、単純な話でもありませんが・・・。
カードは世の中には沢山発行されているので、その中から自分に合うカードを探すのは大変ですが、それも楽しみの一つではありますね。