表題の、何故プラチナカードを持つの?という質問をよく受けます。
年会費高いでしょう?何で??と・・・。
自分がプラチナカードを何枚も持っているのは”趣味”です。(笑)
で、終わらせると話にならないので、プラチナカードについてちょっと書きたいと思います。
プラチナカードは決して万人にお勧め出来るカードではありません。
もともと日本で初のゴールドカード、プラチナカードそしてブラックカードを発行したのはアメックスであり、他の会社が追随する形で同様のカードを発行しています。
アメックスは元々運送業に端を発しており、そのネットワークを生かしての海外旅行のサポートや特典をクレジットカードに付帯しました。
他社の上位カードもアメックスに倣い海外旅行に関する特典を中心に付帯する会社が多いです。
中心となるのが、海外旅行保険、空港までの宅配サービス、プライオリティパスなどの空港ラウンジサービス、海外で買い物した場合のポイントアップ、サポートデスクといったところでしょうか。
もちろん、それ以外にも特典が付加されているカードもありますが、やはり海外旅行特典を抜きにしては語れない状況であり、上位カードになればなるほど、その色合いが濃くなります。
つまり海外旅行に行かなければ、充分に特典を利用する事が出来ず、単なるクレジットカードとなってしまうでしょう。
ですので、海外旅行に行かないのであればプラチナカードは殆ど必要ないと言っても過言ではないと思います。
私もプラチナカードの取得をお勧めするのは、やはり海外によく行かれる方ですが、一人で海外に行かれる方は自分に適したカードを持っているんですよね。
手持ちのプラチナカードで、どのような海外旅行に適しているかを少し説明します。
・アメックスプラチナ
ヒルトン、SPG、マリオット、カールソンクラブ、シャングリラホテルといったホテル上級会員が付帯しているので、これらのホテルを利用される方にはお勧め。
ただ、ヒルトンとSPG、マリオットは、独自カードが出ているので、他のホテルグループを利用されない方は、独自カードの方がお得ですね。
それと、デルタ航空利用時にデルタ航空のスカイラウンジが利用出来たり、コンシェルジュの方に聞くとアメリカ線の航空券で安いのが入手できる可能性があったり、やはり米国旅行者向けであることは確かでしょうね。
・LuxuryCard Titanium
ホテル特典が多くありますが、リゾート地のホテルが多いですね。
更に上位のBlackやGoldですとハワイアン航空の上級会員が付帯するので、ハワイアン航空を利用しつつ、特典の付くホテルに宿泊するのが良いかな?
あとマスタカードのワールドエリート(実質的にはワールドと同じですが・・・)が付帯しており、空港までの宅配が往復3個口まで無料です。
ワールドエリートは、それ以外の特典も期間限定で出たりしますね。
・JCBプラチナ
このカードの海外特典は強くはなく、ホテルや航空会社の特筆すべき特典は付いていません。
しかし、国内ホテルやレストランの特典は非常に手厚く、国内に強いカードとも言えます。
海外については、海外旅行保険は強力ですし、JCBプラザのある都市では割引特典もあります。
JCBブランドに関しては、ハワイで色々な特典を受ける事が出来るので、ハワイ向けとも言えます。
ただ、プラチナである必要もありません。
・セゾンプラチナ
決済ブランドがアメックスではありますが、海外旅行については特に利点はありません。
以前は地味にアメックスセレクトが使えましたが、今はオントレというサービスで海外ホテルの特典が受けれるのみ。
それも数はそれ程多くはありません。
稀にコンシェルジュ経由で海外旅行を頼むと、法人価格で取れたりするようですが・・・。
コンシェルジュの質は良いですよ。
・オリコプラチナ
これも海外旅行に関しては強みは特にありませんが、旅行会社の割引やClubOffなどを上手く使えばお得な旅行を楽しめます。
それとPPは付帯しておらず、ラウンジキーという回数制限付きの(6回)PPが付帯しています。
空港までの宅配も往復2個口まで無料なのもマスターカードプラチナの強みです。
VISAに比べるとマスターカードはショッピング時の決済レートやマスタカードの特典などがお得な気がします。
クレジットカード特典は、使える環境にあれば凄くお得、そうでなければ年会費は損という感じです。
アメプラは10万円を超える年会費が掛かりますが、特典を使いこなせれば年会費の元を取ることはそんなに難しくはありません。
結局、合うか合わないかなんですよね・・・。
海外旅行にあまり行かなかったり、自分のスタイルに合う特典が無ければ、高還元率のゴールドカードや一般カードを持つのが良いだろうと思います。
上で紹介したように、一言でプラチナカードと言っても、発行会社や決済ブランドによって特典に大きな違いや得手不得手があります。
その中で自分に合うカードを探し出せれば、良い体験が出来ると思います。