直近、クレジットカード関連で、おぉ~と思えるニュース少ないですね。
あっても、どちらかというと改悪ばかり・・・。
ちょっと前の新プラチナカード乱発の時期を考えると嘘みたいな静けさです。
こういう時は、目立たないところで何か動いていたり、何かに備えているのではないかと思うんですよね。
注意深く見守りつつ、今後のクレカ業界にとって重要なキャッシュレス化の流れについて、最近考えています。
日本の電子決済の割合ってどれくらいだと思いますか?
交通系カードやiD、QuickPayやApplePayなども広がりを見せているので、結構行っているのかと思ったら20%程度らしいです。
他の電子決済先進国は40~60%程度なので、日本はやはり現金決済の国なんだなぁと感じますね。
現金の信頼性や治安の良さも影響しているので、悪い事ではないと思うんですけどね。
でも、一人当たりの電子決済カードの発行枚数は、諸外国と比べてもかなり多いらしいです。
色々な規格が乱立してますからね~
個人的には小銭持ちたくない、ポイント貯めたいという理由からキャッシュレス化は進んでほしいとは思いますが・・・
海外からの旅行者もクレジットカードがもっと使用出来るようにしてほしいというアンケート結果も50%程度でしょうか・・・。
思ったより少ないですよね。
バンコクでもクレジットカード使えないところはありますし、パタヤは言うまでもありませんが・・・。
アクワイアラもっと頑張れ!と思う程度ですかね。
とはいえ、キャッシュレス決済への流れは国主導でもありますし、避けて通れない道なのでしょうね。
東京オリンピックまであと2年で、キャッシュレス決済を広めるつもりのようですが、どうなるのでしょうか。
残りの期間を考えると出来る事も限られると思いますが、経産省のドキュメントをざっと目を通したのですが、イマイチわからないですね。
本当にどうなるのでしょうかね・・・
現在、キャッシュレス決済といえばクレジットカードがメインプレイヤーですが、以前はプリペイドカードがかなり使われていたことがありました。
テレフォンカード、ハイウェイカード、図書カード、クオカード、オレンジカード・・・沢山ありましたね。
今のようなチャージ形式ではなく、一定金額使い切ったら破棄するタイプだったのですが、かなり便利でした。
テレフォンカードは公衆電話は殆どありませんし、ハイウェイカードはETCといった形で置き換わって、プリペイドカードが消えていきました。
クオカードは最近も、ゴルフの景品とかで貰ったりしてたなぁ・・・。
今のプリペイドカードは、クレジットカードのイシュアが発行していたり、交通系カードがあったりしますね。
プリペイドカードの不便なところは、チャージする手間なのだと思います。
自動チャージ機能が付いているカードも発行されていますが、基本的にクレジットカードに紐付けされた一部のカードに限られますしね。
これがクレジットカードに劣る部分なのかと思います。
ただ、メインプレイヤーたるクレジットカードも安心できる状況ではありません。
これまでは、クレジットカードの対抗馬が殆どいない状態で、高価な加盟店手数料を維持したままで商売をしてきましたが、国の手が入る事で何らかの動きを取らなければならない状態になるかもしれません。
加盟店手数料の高さが電子決済が進まない原因の一つと言われてますからね。
加盟店手数料を下げると加盟店は増える事が想定されますが、間接的にクレジットカードの特典改悪に繋がる可能性が大きいです。
クレジットカードの特典を享受しているホルダーからすると、加盟店増加と引き換えに特典改悪というデメリットにしかならない状況です。
経産省の文書には加盟店手数料1%にとの記載があります。
この壁は相当高いと思います。
今は3~5%と言われていますからね・・・。
イシュアとアクワイアラがこの加盟店手数料を受け入れるか・・・。
収入が20~30%程度まで減ってしまうんですからね・・・。
クレジットカードでまさか1%にはしないと思いますが、ある程度は下げる必要性が出てくると思われますし、その分の補填で直撃しそうなのは、クレジットカードの特典ではないかと思います。
大きな改悪が来ない事を祈りますが・・・、避けて通れない道のような気もするんですよね。
最近のクレジットカード関連の静けさは、これに対しての備えなのかなぁと・・・。
う~む・・・。