海外に行くのにクレジットカードは必須なんてよく言いますが、今後国内でも同じような状況になる事が考えられます。
2020年のオリンピックに向けて、これまで現金主義だった店も電子マネー、特に海外からの観光客を考えるとクレジットカードですが、これらを使える体制作りに向けて国が舵を切っている事からも言えると思います。
以前も説明しましたが、クレジットカードには決済重視のカードと、付帯特典重視のカードがあり、その人の嗜好によって「良いカード」と言われるものは変わってきます。
これまで、プラチナカードなどのプレミアカードを推奨してきましたが、あくまでも海外旅行に行く人向けとして紹介してました。
そうじゃない人は?という事も含めてお話します。
まず、海外旅行は行かないよ、特典も要らないよ、という方について・・・。
こういう方が重視するのは、カードの還元率になるかと思います。
VISAかMasterCardのよく使う店舗が発行するカードを取得するのが良いかと思います。
例えば、楽天市場を使う方は楽天カード、アマゾンを使う方はアマゾンカードといった具合です。
一部例外を除けば、これが一番還元率が良いです。
年会費の掛かるゴールドカードなどは通常必要無いと考えて良いと思います。
多くの場合、年会費分だけ損をすることになります。
楽天カードのゴールドカードの場合は一般カードより1%ポイントがアップしますが、相当使わない限りは微々たるものです。
ゴールドカード以上になると国内空港のラウンジが使えたりしますが、その辺は一般カード取得後に検討すれば良いかと思います。
還元率で言いますと、以前も紹介しましたエポスカードが個人的にはお勧めです。
見た目の還元率は0.5%ですが、年間決済額が一定額を超えるとボーナスポイントが付加され、結構な還元率になります。
おまけに、一般カードを使っているとゴールドカードへのインビテーションが届き、インビテーションでゴールド取得すると年会費がずっと無料になります。
ゴールドになると、ボーナスポイントも増えて還元率が化け物クラスになります。
楽天やアマゾンも使うけど、ネット以外の一般店舗でも使うよという場合は、エポスカードはお勧めできます。
エポスモールを使えば、ネットショップもポイント何倍かで付加されますし。
それとファミレスや飲み屋など普段使うような店のポイント加算や割引特典が豊富にあるのも、このカードの特徴です。
発行元の丸井でも、セールをやってますし。
それとP-oneカードというカードも良いと思います。
このカードは、カードの購入価格から請求時に1%常に割り引かれるというカードです。
この後に書きますが、ポイントの使い道や期限を考えなくて良い(別にポイントはありますが・・・)点は、非常に優れていると思います。
私も持っていますが、西友で買い物をするよ、という方は、ウォルマートセゾンアメックスカード、これは良いです。
西友での買い物時にこのカードで決済すると普通の日は3%OFF、月に4回程度5%OFF(この日は他のセゾンカードでも同様です)になります。
年会費も無料です。
ポイント還元が良くても、そのポイントが使いづらいとしたら、本末転倒です。
また、1ポイント1円の価値とは限らないところも注意が必要です。
楽天カードなら楽天スーパーポイントが貯まって、楽天市場で使えるので問題ありませんが・・・。
これまで所持したカードの中でポイントが使いづらいと感じたのはJCBカードですね。
航空会社のマイルに替えたいと考えられている場合は、換算率やマイル変換上限数などもあるので、よく見るようにして下さい。
最近は、高還元ポイントのカードが次々と改悪していっており、ポイント還元率が変わってしまう可能性がある事も併せてお話しておきます。
次に、旅行によく行くので特典が欲しいという方に対して。
基本的にプラチナカードをお勧めしますが、そこまでの年会費は払いたくないよという方のために・・・。
基本はゴールドカードクラスになりますが・・・。
安くプライオリティパスが欲しい方は、楽天プレミアムカード。
ハワイに行くよという方は、ハワイアンラブカード、JCBカードなど。
ホテルの特典が欲しいよという方、ヒルトンオーナーズゴールドカード、SPGアメックス(年会費高い)、クレカじゃありませんがibisビジネスカードなど。
各種航空会社のマイルを貯めたい、各種航空会社カード。
稀に航空会社カードより還元率の高いカードがあります。
JALのセゾンマイルクラブとか、ANAのソラチカルートなど。
特典取得用のカードと、一般カードを組み合わせるのも良い手かと思います。
特典をピンポイントに絞れば、ゴールドカードで良いカードは結構あるんですよね。
では、プラチナカード以上は?
プラチナカード以上のカードの良さは、ポイント還元ではなく付帯特典の幅広さとサポートの充実性にあります。
それに合わせて、コンシェルジュサービスも付帯しているのも特徴です。
一般的に海外渡航時に威力が最大限に発揮されますね。
もちろん、国内でもかなりの威力を発揮します。
ホテルやグルメなどは国内のものも多いですしね。
付帯特典や海外から繋がるサポートデスクも併せて、非常時のお守り的に持っておくと安心という面もあります。
プラチナカードの最上級クラスであるアメリカンエキスプレスプラチナカードは、コンシェルが公式より安い航空券を持っていることもありますし、特典のあるホテルに泊まった時、上級会員として迎えてくれます。
今はネットなどでホテルや航空券、レストランなどを探せますが、ネットに載っていない情報をコンシェルが持っている可能性もあります。
人との会話の中で思いもよらない新発見をすることがよくあると考えているので、商品を探したりホテルを探したりする時はコンシェルの意見も必ず聞くようにしています。
プラチナカードの特典はゴールドカードと比べると幅広いので、自分で特典を探すよりコンシェルに特典が受けれる場所はありますか?と聞いたりもしています。
ゴールドカードまでは、クレジットカードに特典が付帯しているという印象ですが、プラチナ以上は特典の一つにクレジット決済機能があるといった印象でしょうか。
知らない土地で新しいチャレンジをする場合は、プラチナカード以上のカードをお勧めしますけどね・・・。
世間的には、クレジットカードにそんな年会費を払うの?という意見が大部分なんですよね。
こればかりは持たないと理解できない世界ではありますが・・・。