アメリカンエキスプレスプラチナ取得

先日のタイ旅行の際、想定外でアメリカンエキスプレス(以下アメックス)のプラチナカード取得に成功しました。

高い年会費、取得後のカードラインナップも考えていなかったため、躊躇したのは確かでした。

しかし、自分がクレジットカードの研究を始めた当初から、そのうち取得したいと思っていたカードだったので、思い切って申請をしました。

結果、審査に通って約1週間でカードが手元に届きました。

今回はアメックスプラチナのカードの概要、申請から取得までの流れ、良い点や悪い点などを書いていきたいと思います。

とはいえ、まだ取得から1週間も経過していませんし、特典の使用はおろか申請した結果も帰ってきていない状況。

詳細は今後特典を使用していくに際して説明したいと思いますので、ご了承ください。

・年会費

アメックスが発行しているカードとしては、一般カードのグリーン、ゴールドカード、プラチナカード、最上級のセンチュリオンカードがあります。

年会費はグリーンが12000円+税、ゴールドが29000円+税、プラチナが130000円+税となっており、 他の同カテゴリーカードと比べると相当高額になっています。

他社ですと、プラチナカードの年会費は概ね50000円以下ですからね。

まず、この金額で取得を迷う方が多いのではないでしょうか。

センチュリオンカードですが・・・、まぁ一般の人ではなかなか取得は出来ないと思います。

プラチナカード決済額が毎年数千万単位の方に、アメックス社から電話で切り替えのオファーが来るらしいですが・・・。

ということで、こちらについては、よく分からないですし、言及は控えておこうと思います。

 

・発行の経緯

通常、アメックスで新規取得出来るカードは、プロパーカードですとグリーンとゴールドの2種類のみ。

プラチナは、グリーンかゴールドを使用していると、インビテーションが発行されて申請から発行の運びとなります。

ですが、私は今回新規でプラチナカードを発行して頂きました。

実は、通常ルートから外れて直接プラチナカードを発行してもらえる方法が2つあります。

1. 既存のセンチュリオンもしくはプラチナ会員の紹介を受ける。

2. 空港のアメックスカウンターで営業の人に話して申請書を発行してもらう。

今回は2の方法で発行して頂きました。

 

自分が行った時の営業カウンターではANAアメックスカードの募集を行っていました。

ANAアメックスには興味はあまり無いという話をしたら、SPGアメックスを出して、こちらの申請も出来ますよと。

他社を含めたカード話や旅行が好きという話をしつつ、自分が持っているカードは何ですか?と聞かれたので、答えたりしてました。

すると、今お持ちのカードや旅行によく行かれるという話から、お客様にはプラチナカードがお似合いかと思います、と。

旅行の特典や付帯保険など、きっと気に入って頂けると思いますし、相性も良いカードかと思いますとお話頂いて、奥からプラチナカードの特典が掲載されている冊子と申込書を持ってきてくれました。

期待していなかったかと言われれば嘘になりますが・・・。

グリーンやゴールドは既にPPを持っているので、該当特典が死んでしまう事になりますし、アメックスならSPGかデルタゴールド、プラチナかなと大雑把には考えていたので。

ただ、一般の中小企業サラリーマンに過ぎない自分では、属性が足りないだろうという思いもあった事、年会費の面で、かなりの迷いがあったのも事実です。

ぶっちゃけ、取得できれば話のネタになるだろう、という自分の思いが背中を押した最大の要因でした。

 

手続きは、タブレット端末で個人情報を登録して、注意事項などを伺い20分掛からない位で終わりました。

審査通りますかね・・・と聞きましたら、きっと大丈夫ですよ!と言われ、結果はOKならカードが送られてきますとの事。

実際、飛行機に乗る前に、カード発行手続きが整いましたのメールを受信して、審査が通った事が分かりました。

本当は営業さん曰く、タブレットで入力し終わった後に(絶対ではないらしいですが)、審査が通る人の画面が確認出来たらしいです。

カードが手元に届いたのは、丁度1週間後でした。

 

空港での取得に関しては営業さんとのお話が営業面接という形で、営業さんが良いと思った客に対して営業推薦という形での発行のようです。

 

・アメックスプラチナの特典

実際ここには書ききれないほどの特典があります。

これでも、最近色々な特典が無くなったらしいのですが・・・。

保険は、海外旅行保険、国内旅行保険の他に・・・、

キャンセルプロテクション → 不測の事態で旅行やコンサートに行けなくなった際の補償。

リターンプロテクション → 購入商品の返品を購入店が受け付けてくれない場合の補償。

ワランティー・プラス → メーカー保証終了後2年間、故障の修理保証。

ホームウェアプロテクション → 偶発的な事故によって生じた損害の保証。

ゴルフ、スキー保険

などが付帯しています。

他の人気特典は、SPG、マリオット、ヒルトン、クラブカールソン、シャングリラといった世界有数のホテルグループの上級会員付帯。

PPが会員+同伴者1名無料。通常のプラチナカードに付帯しているPPは本人のみ。

家族カード(家族じゃなくても発行可能みたいですが)4枚まで無料、本会員にセカンドカード発行。

ダイニングサービスも付帯・・・。

これ以外にもまだまだ沢山ありますが、正直書ききれません。

 

以前は、キャセイパシフィックのマルコポーロクラブ上級会員が付帯していたみたいなんですが・・・。

これ、復活してほしいんですよね。

万が一復活したら、バンコクまでキャセイで通いますわ。

 

・得か損か

まだ特典を使っていないので、何とも言い難いところですが・・・。

海外旅行によく行く人は、ホテル上級会員特典で元を取るのは難しくないのではないでしょうか。

それどころか、カード特典の使い方によっては、かなりのメリットを得る事が可能だと思います。

海外に行かない人は・・・ホテル上級会員特典は国内ホテルでももちろん適用になるので、使われる方はメリットがあるでしょう。

やはり海外向けですね。

 

・VISA、マスターとの違いについて

よくVISAやマスターと比較して、決済性の面で劣るという話を聞きますし、実際そうなのだと思います。

では、何故JCBやダイナース、アメックスを取得するのかというところを、特にプロパーカードに付いてお話したいと思います。

VISA、マスターは、どこでも決済できるということを売りにしている国際決済ブランドで、クレジットカードとしての機能がメインとなります。

一方、アメックスやJCB、ダイナースといったT&Eカードと言われるカードは、付帯特典部分がメインでクレジットカードとしての決済機能は一つのサービスに過ぎません。

結果として、クレジットカード機能と特典付帯という現状は同じような場所に行き着いていますが、カードとしてのコンセプトが全く違うものになります。

一見VISAマスターとアメックス、JCB、ダイナースは、旅行保険、ダイニングサービス、ホテルサービスなど同様の特典が付帯されているように見えますが、中身の重厚さは全く異なります。

もともと、旅行に関する付帯サービスはアメックス、ダイニングはダイナースが原型を作ったようなもので、JCBもそうですがVISA、マスターは、その後追いをしているに過ぎません。

自分もマスターカードのプラチナ以上のカードを何枚か使ってきた上でJCBとアメックスのプラチナカードを取得しましたが、付帯特典としては比べ物になりません。

当初はマスターカードのプラチナと同列に考え、年会費の高さを見て取得する意思すら持ってませんでしたが、調べていくとアメックスの旅行特典や会員としての受けられるサービスを考えると高くはないのかなと感じています。

特にアメックスは、アメックスカード所有者はアメックスというクラブの会員という位置付けに近いのではないかと思います。

VISA、マスターは決済性の高さを追求した商売、アメックスはカード付帯特典を利用することによる顧客サービスと満足度を追求した商売と言えると思います。

東日本大震災などの有事対応を見ても(詳しくはwikiへ)、単純なクレジットカード会社ではない事が分かるかと思います。

コンセプトの違うVISA、マスターのクレジットカード、アメックス、JCB、ダイナースと言ったT&Eカード、この二つを混同せずに、それぞれ上手く使いこなしていくと良いのではないかと思います。

 

自分もアメックスプラチナの会員になりましたので、新規の方に紹介する事が出来るようになりました。

ご興味のある方は、ツイッターかメールにご一報頂ければ、紹介させて頂く事が出来ます。

 

 

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