タイ行きの航空会社 LCC

最近、国内線、海外線問わず、LCCが人気ですね。

LCCはローコストキャリアの略。

JAL、ANA、タイ航空などは、預け荷物、機内食などが航空代に含まれることからフルサービスキャリアと言われます。

一方、預け荷物や機内食が有料オプション、各座席のエンターテイメントが無かったりする事で、コストを下げたキャリアをLCCと言います。

LCCは低価格である一方、色々なトラブルがあるのも事実。

タイに行くのに使える主なLCCの紹介、考えられるトラブルや出来る備えなども含めて紹介したいと思います。

 

まずは、LCCの紹介から。

LCCのバンコクでの発着空港はドンムアン空港で、フルサービスキャリアのスワンナプーム空港とは違うので注意が必要です。

・タイ・エアアジアX

マレーシアに本拠地のあるエアアジアのタイ法人が運営する会社で、最後に付くXは中長距離を運航の意味です。

2014年から就航している人気のある航空会社です。

通常LCCにはポイントや会員ステータスはありませんが、エアアジアはBIGポイントというポイント、ステータスは搭乗回数によって、レッド、ゴールド、プラチナ、ブラックとあります。

ステータスによって、BIGポイントの付与掛け率が増えていくシステムです。

BIGポイントは、エアアジアの航空券の他、提携ホテルなどでも使用出来るようです。

 

値段ですが、最近は人気のためかLCCの売りである割安感は感じなくなってきてます。

普通に取る分にはタイ航空などよりも高いケースもあり、それならフルサービスキャリアの方が良い、となるケースも少なくありません。

エアアジアを安く取るには、年に数回開催しているBIGセールやその他の割引セールを利用する事です。

ただBIGセールは、予約できる期間が結構先ということもあり、なかなか予約は難しいのではないかと思います。

就航したての頃、LCCに対する警戒感で利用者が少なかった時期があり、その頃はバンコク往復2万円台で取ることも今に比べて難しくなかったんですけどね。

この会社をはじめとしたLCC参入によって、フルサービスキャリアのチケット代も安くなったので、旅行者にとっては随分助かったのではないでしょうか。

 

座席は狭いです、特に横幅が・・・

座席の広さは前のシートとの間隔であるシートピッチで表現されることが多いですが、シートピッチより座席の幅が狭いんですよね・・・

私の場合、エアアジアを利用する際はBIGセールで最低でもホットシートという最前列の席を取るようにしています。

座席幅は変わりませんが、前に席が無く足を延ばせるので、幾分狭さが紛れますので。

BIGセールクラスの価格で取れれば、ホットシートと預け荷物、機内食を頼んでも、フルサービスキャリアよりも安く上がることが多いです。

機内食に関しては、フルサービスキャリアはデザートも含めて4~5品出てくると思いますが、エアアジアの機内食はほぼ1品のみ。

機内食を楽しむというより、空腹を満たす程度と考えて下さい。

 

CAさんのサービスも特に不快に思ったことはありません。

全般的にセールで安く取れればアリ、という感じでしょうか。

 

・スクート

以前タイ国内線のLCCノックエアーと、最近は台湾のタイガーエアと合併したスクートです。

シンガポール航空配下のLCCになります。

ポイントサービスや会員ステータスは特にありません。

以前、スターアライアンスに加入?という噂はありましたが、その後特に動きはありませんね。

 

値段的にはエアアジアと良い勝負ですが、通常料金はスクートの方が安い気がします。

エアアジアのBIGセールのような大々的なセールは行っていないものの、細かいセールを行っているようです。

 

機材は、B787を利用、最新鋭の機材で座席もLCCにしては多少広い様子。

LCCなので、預け荷物、機内食は有料で、機内エンターテイメントは無しです。

有料の機内食を頼むと、かなり高いです。

スクートビズというビジネスクラス設定(感覚的にはプレミアムエコノミー)があります。

こちらですと、預け荷物、機内食が無料となります。

 

LCCを選ぶ方は価格優先という方が多いと思いますので、予約時に値段を確認して安ければ取るというスタンスが良いかと思います。

また、バンコクまでの時間は6~7時間程度あるので、上のクラスのシートを取るのもお勧めします。

 

・LCCの注意

値段が安いだけあり、本当に必要最低限のサービスとなります。

何かあった時、LCCはダメだとならないように、事前準備や必要最低限殿知識は持っておきましょう。

例えば、一番怖いのは欠航・・・。

フルサービスキャリアは、欠航した場合の対応や振り替えなどの対応もきちんとしてくれるケースが多いです。

機材不足の場合は代わりの機材を出せる事もあるでしょうし、同じアライアンスの他の便への振り替えという事もあります。

ただ、LCCはアライアンスに加入していませんし、機材の余裕もありません。

ギリギリでやっているからこそ、安い金額で運航出来るということはあります。

振り替えが翌日になったりする場合もありますから。

そのようなケースを想定して、欠航や遅延の場合にどうするかという事や、航空機遅延補償の付帯した保険やクレジットカードに加入する必要があると思います。

 

・結局LCCはどう?

LCC最大のメリットは、安く目的地に行ける事です。

安く予約が取れる事が、まず第一条件でしょう。

こまめにセールをチェックして、安いチケットを探しましょう。

LCCを利用する際は、遅延や欠航の際の対応を、各航空会社のホームページなどでチェックしておくと良いと思います。

それと、航空機遅延補償の保険です。

いざという時に役に立ちます。

LCCの大部分は、機内サービスがオプション又は付いておらず、飛行機の中も旅行の一環として楽しみたいという人にはお勧め出来ません。

あくまでも、安く現地に到着するという事をメインに使われる場合には、選択肢の一つになると思います。

 

 

 

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