前回、あくまでも平均所得級でのクレジットカードを語ってみたのですが、その収入ですとアメプラなどのカードを使いこなすのが難しいという話をしました。
それがアメプラはコスパが悪い、あまり良くないと思われるかもしれないと考えて、今日はアメプラについて書いてみようと思います。
もともとアメリカンエキスプレスという会社は運送業をやっており、そのネットワークを使った海外旅行者のサポート、金融業へと拡大した経緯があります。
通常のクレジットカード会社はクレジット機能をスタートとしているのに対して、アメックスはそもそものスタート地点が違うんですよね。
ある一定以上の年齢の方なら、ジャック・ニクラウスの「出掛ける時は忘れずに」というCMを見たことがあるのではないでしょうか。
その言葉通り、昔から旅行、特に海外旅行に持っていく事を想定したカードになっていると思っています。
その辺を踏まえて以下に行きましょう。
アメプラの特徴、オーバーシーズアシストが良い。
海外で何かあった時に24時間日本語で電話対応してもらえる窓口です。
これは、体調崩した時の対応、レストラン等の予約、不測の事態でのサポートなど、保険の一環として24時間日本語の窓口を持っておくのは精神衛生上良いです。
レストランの予約などに関しては、JCBプラザの方が対面対応してもらえるため色々融通が利くと思います。
あと、オーバーシーズアシストで病院を紹介してもらった時は治療費がカード付帯の保険から精算されるため、保険手続きのための書類を揃える必要が無く楽です。
ちなみに、アメプラに付帯している海外旅行保険なら、東南アジア圏では余程の事が無い限り保険金額内で全て済ませられるレベルのモノが付いています。
心配なら、他の自動付帯のクレカを用意したり、出発時の空港で安い保険に加入するとかした方が良いかもしれません。
この辺は、海外旅行(国内も含む)に関する、サポート・保険についてです。
ホテルの特典については、FHR(ファインホテル含む)、SPGゴールド、ヒルトンゴールド、ラディソンゴールド、シャングリラジェイド会員が付帯しています。
こんなにあっても無駄じゃない?と思うかもしれませんが、それこそがアメプラの強み。
あるホテルブランドに拘って利用しなくても、最初から上級会員としてサービスが利用出来る。
付帯している各ホテルブランドのステータスですが、年間で数十泊しないと取得することが出来ません。
今回は、ヒルトン、その次はマリオット、といった形で宿泊しても、全て上級会員として利用できるところがこのホテル会員の最大のメリットです。
おまけに、通常ステータスは前年の利用実績次第で付与されるので宿泊数が足りてないとステータスははく奪されてしまいますが、アメプラは宿泊数に関わらず毎年ステータスが無条件で付与されます。
ヒルトンならヒルトンゴールドカード、マリオットならSPGアメックスがありますが、アメプラですとFRHを含めてさらに大きな範囲のホテルがカバー出来るのが良いです。
このホテル特典が旅行における一番大きな特典になると思いますが、ヒルトンやマリオット系、ラディソンは、バンコクでも1泊1万円を超えるホテルがメインになります。
FHRに関しては、もっと高額のホテルが多いかな。
特典としては付帯している上級会員よりFRHの特典の方が強い事が多いので、一番お得なのはFRHでホテルを取るのが一番良いかと思いますね。
特典としては、もっと沢山付帯していますが、目立つ特典としてはホテル関係ですかね。
ザックリ言いますと、FRHをよく利用する人にはメリットが大きい、そしてヒルトンやマリオット系などのホテルをバタフライで泊まる人にもそれなりにメリットありです。
この辺の使い方で年に数回海外に行き上記のホテルに泊まる方なら、年会費など問題にならないレベルでメリットがあります。
こういう旅行が出来るレベルの所得は、結構なレベルになりそうです。
だからこそ、それなりの所得が必要なんだという事です。
上級カードになればなるほど、特典を如何に利用するかがキーになってくると思います。
特典を利用しないで、またする予定がないまま、所持しているほど馬鹿らしいものはありません。
ぜひ、ステータスとかミエとかに惑わされず、カードに付帯する特典が使い倒せるかをぜひ検討してみて下さい。