先週末から体調を崩していて家で寝込んでいたんですが、食と眠以外の時間で、あるゲームの実況プレイ動画を見てたんです。
面白いゲームだったので、ちょっと書きたいと思います。
(昔のあるゲームの存在を改めて思い出した事もあったので・・・(笑))
鑑賞していたゲームは、「デトロイト ビカム ヒューマン」ってカタカナで書くとかっこう悪いな・・・(笑)
一部、ネタバレを含んでしまうかもしれないので、プレイ予定の方、プレイ中の方は見ない方が良いかもしれません。
実際にプレイしていないので記事に書くのも微妙な感じですし、ネタバレするわけにもいかないので、記事的には薄い内容になってしまいますが、どうしても書きたかったので。。。
ゲームのテーマとしては、人間とアンドロイドが共生?している近未来モノ。
最近、AIとかアンドロイドに関して言われている、人間への敵対行為とか人間の仕事が奪われてしまうとか、そんな感じの事が凄く緻密にゲーム化されています。
このゲームですが、実際にプレイするか見てみるかすると分かると思いますが、ゲームというよりプレイヤーがストーリーに関与できる映画と言った方が正しいと思います。
まず、人間とアンドロイドの関連性という部分を見て感じたのですが、先に述べた2点の問題について、日本では既に起こっている事だと感じました。
これは、AI、アンドロイドよりも、今は外国人労働者によって、更に前にはパソコンによって起こっていると言えます。
具体例を挙げますと、駅の改札から切符切りの駅員さんが消えましたし、工場のラインもオートメーション化されて工員の仕事が減りました。
今は外食産業やコンビニエンスストアーの店員さんの多くは外国人のアルバイトの方がやっているのを見掛けます。
物語の中でも、アンドロイドに仕事を奪われ、失業し、家庭が崩壊している人が描かれています。
逆に、アンドロイドを利用し、利益を得ている富裕者層の人は、依然としてアンドロイドを上手く利用していこうと考えている。
どちらにしても、人間とアンドロイドは区別され、あくまでもアンドロイドは人間の下に位置する存在であり、一部の人からは「理由のある迫害」を受ける対象でもある訳です。
ある時、迫害を受けていたアンドロイドから、変異者という「人間に絶対服従というルール」を破れる自我が芽生えた個体が出てきます。
それらの存在を中心にして、人間とアンドロイドとの関わりが色々な事件を通して描かれていきます。
今の社会と照らし合わせてみると、色々と考えさせられますね。
次にグラフィックやゲームシステムについてですが・・・。
グラフィックはヤバイですね・・・。
ゲームであることを忘れるんですよ、実際・・・。
最新の3D映画を見ている感じですが、最近のゲームってあんな感じなんですかね。
最近は3DSしかやっていないので、プレステ4は分からない・・・。
だから引き込まれるんですよね・・・。
ゲームシステムについては、普通に見るとチャプター形式の普通のアドベンチャーゲーム。
そして、チャプター終了後に展開されるフローチャートは、A.D.M.Sの考え方を取り込んだのかな?という感じのシステムでした。
実際のA.D.M.Sではありませんが・・・。
A.D.M.Sって知ってますかね・・・って知っている人も少ないでしょうけど・・・。
(これが当初言っていた、思い出した昔のゲームです)
今から20年ほど前、ELFというエロゲメーカーが開発した「この世の果てで恋を唄う少女 YU-NO」で実現されたシステムの名前ですね。
アドベンチャーゲームをやる際の分岐をフローで視覚的に見せるのですが、「デトロイト・・・」では、これをチャプター最後に見せ、その選択をしたプレイヤーは全体の何%かを表示するんですよね。
A.D.M.S及び「YU-NO」の凄いところは、「一つの分岐を終わらせた後、違う分岐を試してみよう」という考えを、そのままゲームの中に取り込んだところ。
そのため、時間は可逆、歴史は不可逆という理論を構築して、それを元に作ったんですよね。
あの作品の後からでしょうか、パラレルワールドモノのゲームや映画が沢山出ました。
事実は分かりませんが、元々はこの作品に原案があったと自分は思っています。
今でも、前世紀最高傑作のゲーム、物語だと自分は思っていますが・・・。
あのゲームでも、完成度は50%程度だったと思うとねぇ・・・
完成品が見たかったです。
と、このゲームの話を始めると1週間は続いてしまいますし、方向がズレているのでこの辺で止めておきましょう。。。
気が向いたら改めて、このゲームの記事を書きたいと思います。
話を「デトロイト・・・」に戻して、ストーリー、グラフィック、ゲームシステム共に大変優れた作品です。
自分はプレイしていないので、プレイしてみることはお勧めとは言えませんが、やる気は無くても動画を見る価値はかなりある作品です。